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円錐角膜
えんすいかくまく

角膜内皮障害 ≪ ≫ 糖尿病網膜症

円錐角膜とは

 円錐角膜は、角膜(黒目の表面の透明な膜)が、薄くなり、前方へ円錐状に突出してくる進行性の病気です。多くは両眼性です。初期の段階では診断がつきにくく乱視と診断されることもよくあります。進行の度合いは人により様々で、数ヶ月の間に進行する場合もありますが、何年もかけて進行する場合があります。進行するにつれ不正乱視が強く出ます。多くの場合30歳前後で進行が止まるといわれていますが、40歳、50歳になって急激に進行する場合もあります。視力低下や見え方のゆがみが円錐角膜の初期症状です。多くの場合、10代後半思春期から20代前半に発症します。症状ですが、ごく初期には、まぶしさや光に過敏になるなど、見え方に軽い変化がおこるだけです。右目と左目の症状に差があることもあります。病気が進行して、角膜の突出がつよくなり、角膜に濁りが生じると見え方にゆがみが生じます。
 角膜に浮腫(腫れ)がおこって突然視力が低下することもあります。この角膜の腫れは角膜が円錐状に突出することによって、角膜の内面にある弾性繊維の膜に小さい裂け目が生じておこります。この角膜の腫れは数週間から数ヵ月間続きますが、裂け目が修復されると徐々に瘢痕組織に置き換わります。

円錐角膜の治療

 初期段階(裸眼で0.6程度)の症例では眼鏡、中等度(裸眼で0.02程度)までの症例では、ハードコンタクトレンズ(HCL)を使えば、視力が矯正できます。また、ハードコンタクトレンズで不快感を感じる方は、ピギーバック(Piggy Back)を試みるのもいいでしょう。コンタクトレンズで視力が出なくなると、手術が必要になります。また、コンタクトレンズで違和感の続く人も手術の適用になります。手術としては、角膜全層を入れ換える全層角膜移植術を行います。

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